女性ホルモン分泌のバランスが崩れると、情緒不安や気鬱、、不安感、睡眠障害、自己否定や自己嫌悪感など、メンタル面への影響も出やすくなり、そういった相談を多く受けます。自分ではなかなかコントルールしづらいメンタル面の不調に効果的なのが、マインドフルネスです。

マインドフルネスとは、『今、この瞬間』に意識を向けて集中する心の在り方のことを指します。多くの方は、普段の何気ない思考をしている時、未来に起こる事や、過去の記憶に意識を向けていると言われています。マインドフルネスの実践により、ストレス軽減や集中力の強化などの効果が得られるとされています。その実践に効果的なのが瞑想と呼吸法です。

瞑想といっても、宗教的なものや難しいものではありません。たとえば、ヨガのトレーニングをしている時の講師の先生の導き方などをイメージしてもらうと良いでしょう。また、ネットにはさまざまなアプリもあり、効果音や音声などでマインドフルネス状態を促してくれる機能もあります。気軽に短時間でメンタルを整える効果が期待できます。瞑想により、意識が自分の内側へ向きますので、自然に呼吸も整っていきます。

ストレス耐性を高めるのに、まず一番重要なのは、日常生活のリズムやバランスを整えることです。食事は規則正しく、欠食・間食はさけ、やけ食いなどの衝動食に注意しましょう。ただ、食べる行為には、 緊張を和らげる効果もあるため、食事を楽しくとることも重要です。

良い睡眠のためには、日光を浴びてセロトニンの分泌を促すことも大切です。セロトニンには身体の活動性を高めたり、食欲をコントロールする働きもありますので、夜更かしを避けて、規則正しい生活を心がけることが、この時期の過ごし方としておすすめしたいことです。

ホルモン分泌の乱れは、加齢と共に避けては通れないことです。正しい予備知識を手に入れておくことで、極力、自分自身の免疫力やセルフケアで、この時期を心穏やかに乗り切っていきたいですね！

written by 似鳥 よーこりん（カウンセラー）