「50代から、もう一度自分を好きになる、 スキンケアとメイクの力」
スキンケアとメイクで「私」を取り戻す

「最近、鏡を見るのが少し嫌になった」 そんなことはありませんか? 肌の乾燥、くすみ、たるみ。
以前とは違う顔つき。
なんとなく疲れている。
気分が上がらない。
今まで普通にできていたことが、少し面倒に感じる。
更年期には、身体だけでなく、
私自身、長年ヘアメイクの仕事をしてきて、たくさんの女性の「
そして今、私が思うのは、
更年期こそ、美容を「自分を変えるため」ではなく、「
ということです。
スキンケアは、自分と対話する時間
夜、メイクを落として素顔になる。
それは、社会の中でいろいろな役割を担っている自分から、
「何者でもない私」に戻る時間でもあります。
化粧水やクリームを手のひらで温めて、
そっと頬を包んでみる。
肌の感触。
手の温かさ。
香り。
テクスチャー。
いつもは何気なく済ませているスキンケアを、
そして、
「今日の私は、どんな一日だった?」
と、自分に聞いてみる。
仕事で嫌なことがあった。
誰かの言葉に傷ついた。
イライラしてしまった。
でも、嬉しいこともあった。
友人の一言に救われた。
誰かに優しくしてもらった。
夕焼けがきれいだった。
そんなことを思い出しながら、
「私、今日もよく頑張ったね」
と、自分を労わる。
私は、スキンケアの時間は
一種の瞑想に近いものだと思っています。
肌をお手入れしながら、自分の心にも触れてあげる。
スキンケアで「今日の私」を感じてほしい
朝のスキンケアも同じです。
鏡を見て、
「今日は顔色が少し疲れているな」
「昨日より肌が乾燥しているな」
「今日は気分がいいな」
と、自分の状態を感じてみる。
日によって体調や気分が変わることもあります。
だからこそ、
昨日の自分と比べなくていい。
「今日の私」を感じてあげる。
そして、
「今日はどんな一日にしたい?」
と、自分に問いかける。
誰かのためにどうするかではなく、
「私はどうしたい?」
を少しずつ取り戻していく。
それだけでも、朝の時間が変わってくると思います。
メイクは、
今日の自分の気持ちをつくるスイッチにもなるのです。
顔色が冴えない日は、チークを少しだけ明るく。
人と会う日は、口紅をいつもより丁寧に。
今日は少し勇気が必要な日なら、目元に意志を感じる色を。
「今日の私は、どんな自分でいたい?」
そう考えながら色を選ぶ。
そして、口角を少し上げてメイクをする。
すると、鏡の中の自分の表情が少し変わります。
最後に鏡を見て、
正面から。
右から。
左から。
そして、笑顔。
「今日も、この私でいこう」
そう思えたら素敵です。
スキンケアとメイクアップは「私」を取り戻すきっかけになる
年齢を重ねていくと、身体の変化に戸惑う時期でもあります。
でも同時に、
これからの人生を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。
今まで誰かのために頑張ってきた。
家族のため。
仕事のため。
周りの人のため。
もちろん、それは素晴らしいこと。
でも、これからは少し、
「私はどうしたい?」
を大切にしてもいい。
会いたい人に会う。
行きたい場所へ行く。
やってみたかったことを始める。
新しい服を着る。
今まで選ばなかった色の口紅をつけてみる。
そんな小さな「やってみたい」が、
これからの人生を動かしていくことがあります。
だから私は、
美容は、人生を変える大きなことではなく、
と思っています。
スキンケアは、自己対話。
メイクアップは、自尊心を育てる。
そして、自分を大切にできるようになると、
人とのコミュニケーションも少しずつ変わっていく。
年齢を重ねたら「失う時期」と考えるのではなく、
これからの私をつくるための「更新の時期」
と考えてみる。
今日、鏡の中の自分に、
「私、今日も頑張ってるね」
と声をかけてあげてください。
そして最後に、笑顔をひとつ。
「これからの私も、楽しもう。」
そんな気持ちで、今日を始めてみませんか?
write by 片桐愛未

